2021年10月17日
【八ヶ岳ハイク】硫黄岳 テン泊&温泉&電車旅
2021年10月15日(金)~16日(土) 硫黄岳へ登ってきました。
15日の金曜日に休みを取って、2泊3日でテント背負って涸沢まで行き、あわよくば奥穂高岳に登ってみようかとプランを練っていたのですが、土日の天候はよくない。安全をみて高速バスはキャンセル。金曜日は久しぶりに釣りにでも行こうかと思っていると、土曜日の天候が持ち直してきた。それなら、テント背負って歩き続ける練習をしたい。電車で行けて、せっかくなら森林限界を越えた場所を歩きたい。でも、いきなりテント背負って鎖場とか無理だよな。。。で、選んだのが硫黄岳。
2021年10月15日(金)
7:00 徒歩にて自宅を出発。今回は稲子湯から登山を開始して、本沢温泉で温泉に入ってテント泊、翌日硫黄岳へ登って、美濃戸口まで下りるプラン。小梅町営バスの時刻に合わせてのゆっくりのスタート。八王子で、あずさ5号に乗り換え。
9:53 小淵沢駅到着。小梅線の電車が出迎えてくれる。
小淵沢駅から見る八ヶ岳。
11:12 小梅線松原湖駅着。
無人駅で、バス停がどこにあるか分からない。。。たまたま、トイレに行ったお客さんを待っていたタクシーの運転手さんに、バス停の場所を尋ねたところ、とても親切の教えていただき、ずうずうしく、本沢温泉に行くのにはどこで下りるのがよいか尋ねると、「みどり池入口」で下りるのがよいとのこと。
12:15 みどり池入口で下車して登山スタート。
バス停の名前から、みどり池のすぐ近くなのかと思ったが、まだ、2.2kmある。。。でも、稲子湯まで0.5kmとあるので、この分は得した気分。「ありがとう!タクシーの運転手さん」
樹林帯の中の登山道と林道を交互に歩く。
みどり池まであと0.6kmの標識。ここから登りが急になる。
13:30 しらびそ小屋到着。
小屋の前には、みどり池が広がる。
少し休憩した後、本沢温泉へ向けて登山再開。
湿地帯の中の木道を歩く。
松原湖からの林道にぶつかる。本沢温泉まであと少し。
15:00 本沢温泉に到着。日本最高所の露天風呂とある。楽しみだ。
少し戻ったところにあるテン場にテントを張る。休日は満杯となることが多いと聞くが、さすがに平日のためよい場所が空いていた。ペグのささりもよく、これまでで一番きれいにテントを張ることができました。
テン場の雰囲気はこんな感じ。
いよいよ野天温泉へ。夏沢峠方向へ10分ほど歩くと、野天風呂との分岐。
風呂に行くのにこんなところを通るのか。。。
すると、野天風呂。ここも休日であれば、大勢の人でにぎわっているのだあろうが、平日のためか、それほど混雑していない。
野天風呂からの眺め。お湯の温度はそれほど高くないので、のんびり入ることができました。
その後テントに戻って、夕食を食べてすぐに寝てしまいました。
2021年10月16日(土)
4:30 起床。朝ごはんを食べて、テントの撤収にかかる。暗いなか、ヘッドライトの明かりだけでテントを撤収するのは初めて。これもよい経験。
5:30 日の出前に撤収完了。あたりが少し明るくなったので、登山開始。硫黄岳を目指す。
途中、雲海が見える。上側の雲が少し気になる。
6:50 夏沢峠が見えてくる。
夏沢峠を越えると、急に冷たい風が強くなる。フリースの上着を着る。
ハエマツエリアに。いよいよ森林限界を超えるか。とにかく西側からの風が強い。ここで、ウインドブレーカーをさらに着込む。
岩礫の斜面。重いザックで足元がふらつきそうなところに、強烈な風を受ける。耐風姿勢をとって強烈な風をしのぐ。
耐風姿勢をとりながら、後ろをみると、ガスがきれて、夏沢峠の小屋が見える。
これが、テン泊装備をかついで森林限界を超えるということか。。。かなり、しんどい。。。
ようやく、山頂らしき標識が見えてくる。
8:00 硫黄岳登頂。
そして、赤岳、横岳のある方向を見ると。。。
風にため山頂に長く留まることはできず、すぐに下山開始。
途中、ガスが切れて、赤岳?の姿が少し見えてくる。
登山開始時刻が予定よりだいぶ早くすることができたので、予定にはなかった赤岩の頭に登ることに。
赤岩の頭からの西側の眺望。
その後、赤岳鉱泉への道に復帰できると思って、ハイマツの林を越えてしばらく進む。そこで、地図を確認すると、復帰できるのはオーレン小屋への道であることに気付く。。。引き返すこのに。。。やはり予定外の行動は慎重にしないといかんな。。。
まだ、時間に余裕があったので慌てずもとの道に戻り赤岳鉱泉を目指す。
10:25 赤岳鉱泉が見えてくる。赤岳鉱泉で少し休憩。
「これが、有名なアイスキャンデーか。冬にまた来たいな。」
しばらく、日の差し込む明るい林の中を歩く。
11:30 堰堤広場到着。
ここから、林道を延々と歩く。
ようやく八ヶ岳山荘が見えてくる。
13:15 八ヶ岳山荘到着。登山終了。
コーヒー飲みながらバスを待つことにしました。
ということで、テン泊装備を担いで森林限界を超えるという目標は達成。帰りの中央線は、のんびり各駅停車で帰ろうかとも思っていましたが、結局特急券1500円とビールとつまみ500円の2000円居酒屋で目標達成を祝うことにしました。
車窓からは、雲をかぶった八ヶ岳。「また、来るね!」
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